スペイン製高速列車タルゴの試験運転が開始
Posted on 29 May 2016 23:00 in トラベル・インド by Yoko Deshmukh
インドでは「近い」とは鉄道やバスで10時間以内、という感覚があるのですが、時代は刻々と変化しつつあるようです。
2月の記事「デリー・ムンバイ間で、スペイン製高速列車がまもなく運行か」で紹介した、ムンバイとデリーとの間を時速115キロ、時間にしておよそ12時間で結ぶ、既存の軌道上を走るスペイン製の高速列車タルゴ(Talgo)の試験運転がついに始まったようだ。
High-Speed Spanish Talgo Train Begins Trial Run In India
試験運転は、ウッタル・プラデーシュ州でバレイリー(Bareilly)とモラーダーバード(Moradabad)との間、距離にしておよそ90キロ間で実施され、80〜115キロのスピードを記録したようだ。
現時点でデリーとムンバイを結ぶ最速の列車は「ラージダーニ・エクスプレス(Rajdhani Express)」で、平均時速85キロ、所要時間17時間となっている。
タルゴは速いだけでなく軽量なため、燃費効率も従来型車両より30パーセントも向上できるといい、またカーブでも減速せずに滑らかに走行する点を特徴としている。
スペインのバルセロナから出荷されたタルゴのアルミニウム製列車は、4月21日にムンバイ港に荷揚げされた。
インドでは「近い」とは鉄道やバスで10時間以内、という感覚があるのだが、時代は刻々と変化しつつある。
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Yoko Deshmukh
(日本語 | English)
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。
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