ケーララ州でインド初の太陽光フェリーが運行

 

Posted on 12 May 2016 23:00 in トラベル・インド by Yoko Deshmukh

バックウォーター観光用の小さなフェリーですが、大きな一歩です。



*The photo from The Better India

限られた資源で洗練された解決策を模索するインド固有のイノベーション、ジュガールの一例として加わりそうだ。

5月11日付「The Better India」が、ケーララ州水運庁(Kerala State Water Transport Department)が、観光地として名高いコーチのバックウォーターに、太陽光を動力として走るフェリーを運行することを伝えた。

Kerala Govt. Commissions India’s First Solar-Powered Boat, Paves the Way for a Greener Tomorrow

フェリーは同庁からの委託で、同州企業ナヴガティ(Navgathi)とフランス企業のアルテン(AltEn)とのベンチャー企業「NavAlt Solar and Electric Boats」が設計し、建設したものを採用した。

同州では2013年から、観光客向けフェリーの燃料に、ディーゼルに代わる再生可能な代替エネルギーを採用することを決め、選択肢を模索してきた。

フェリーの推進部はフランスから輸入し、その他はコーチで組み立てる。

75人乗り長さ20メートル、2台の電気モーター、リチウム電池充電用の20kWpの太陽電池モジュールアレイを搭載したこのフェリー、7月からヴァイコム・タヴァナッカダヴを繋ぐ全長2.5キロの航路で運行が予定されている。

振動もディーゼル特有の臭気もない、快適な航海を楽しめるようになりそうだ。






About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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