*The photo from The Better India
限られた資源で洗練された解決策を模索するインド固有のイノベーション、ジュガールの一例として加わりそうだ。
5月11日付「The Better India」が、ケーララ州水運庁(Kerala State Water Transport Department)が、観光地として名高いコーチのバックウォーターに、太陽光を動力として走るフェリーを運行することを伝えた。
Kerala Govt. Commissions India’s First Solar-Powered Boat, Paves the Way for a Greener Tomorrow
フェリーは同庁からの委託で、同州企業ナヴガティ(Navgathi)とフランス企業のアルテン(AltEn)とのベンチャー企業「NavAlt Solar and Electric Boats」が設計し、建設したものを採用した。
同州では2013年から、観光客向けフェリーの燃料に、ディーゼルに代わる再生可能な代替エネルギーを採用することを決め、選択肢を模索してきた。
フェリーの推進部はフランスから輸入し、その他はコーチで組み立てる。
75人乗り長さ20メートル、2台の電気モーター、リチウム電池充電用の20kWpの太陽電池モジュールアレイを搭載したこのフェリー、7月からヴァイコム・タヴァナッカダヴを繋ぐ全長2.5キロの航路で運行が予定されている。
振動もディーゼル特有の臭気もない、快適な航海を楽しめるようになりそうだ。