巡礼文化の裏側で:犬に広がる糖尿病とその深刻な影響
Posted on 23 Mar 2025 21:00 in インドあれこれ by Yoko Deshmukh
この方はマハーバリプラムの巨石の下でおくつろぎです。
マハーラーシュトラ州のシルディ(Shirdi)で、野良犬たちが糖尿病に罹患しているという話題を見つけた。
शिर्डीतील श्वानांना मधुमेहाची व्याधी ! बुंदीचे लाडू, पेढे, बिस्किटे, दुधाचा अतिरेकी आहार
この町には初代サイババとして知られるシルディ・サイババを祀る寺院があり、常に全国から多くの巡礼者を集める。
寺院に参拝すると、僧侶らから供物のお下がりとして、ミルクにたっぷりの砂糖とギーを原料とする生菓子や揚げ菓子、熟したバナナや果物など、甘いものをもらうのが一般的だ。
記事によると、生前のサイババは(こうした激甘のものかは不明だが)供物を動物たちにも分け与えていたとされることから、巡礼者たちもそれにならって、この町の路上で暮らす犬たちなどにも与え続けていたところ、甘味を覚えて激太りし、中には肥満や糖尿、皮膚炎、免疫低下に苦しむ個体も出ている。
犬における糖尿病は、主にインスリンの分泌異常または作用不全によって血糖値が慢性的に高くなる病気であり、適切な治療を受けなければ白内障や失明、神経障害、慢性皮膚炎、免疫力の著しい低下、さらにはケトアシドーシスによる命の危険に至ることもある。
獣医師によると、高糖質の食品を頻繁に摂取することが犬の代謝機能に過度な負担をかけ、糖尿病の発症リスクを高めるとされている。
特に寺院の半径1.5キロメートル以内の犬たちの肥満度が著しいようで、専門家らが巡礼者たちに、犬たちに糖分や塩分、油分を多く含む供物を与えないよう呼びかけている。
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Yoko Deshmukh
(日本語 | English)
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。
ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.
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