インドで入手したアゼライン酸20%配合クリームで挑む、繰り返す吹き出物対策
Posted on 13 Mar 2025 21:00 in ASKSiddhiのひとりごと by Yoko Deshmukh
こういった成分重視の対策はインドの方が格安で実施できるので助かるな。
昨年ごろから、アゴ周辺に繰り返し発生する膿を伴う吹き出物に悩まされていた。
常にアゴに違和感があり、予備軍のような吹き出物が控えている状態が続いていたため、ストレスを感じていた。
そこで様々なスキンケア商品を調べて試してみたところ、最終的に行き着いたのが「アゼライン酸」配合のクリームである。
アゼライン酸は、小麦やライ麦などの穀物に含まれる成分で、欧米ではニキビや酒さ(しゅさ、日本皮膚科学会 理事会監修『尋常性痤瘡治療ガイドライン2022』)の治療薬として広く使われている。
アメリカ食品医薬品局(FDA)や欧州の複数の国の医薬品当局によって承認されており、毛穴の詰まりや皮脂の過剰分泌を抑える効果があるとされている。(出典: https://www.aad.org/)
さらに、日本皮膚科学会が発行している「尋常性痤瘡(ニキビ)治療ガイドライン」でも、保険適用薬ではないものの、有効性を示す報告がある成分として言及されている。
高濃度(20%)のアゼライン酸クリームを使いはじめてから、嘘のように吹き出物が減少した。
加えて、毛穴の汚れを溶かし出すタイプの商品も併用していると、長年気になっていた鼻や小鼻周辺の黒ずみがかなり緩和された印象がある。
実感には個人差があるが、自分の場合は顕著な改善が見られたため感動している。
ただし、日本のAmazonなどで入手可能な高濃度20%のアゼライン酸配合クリームは、20グラム入りで3,000円前後と比較的高価である。
一方、インドでは同程度の濃度のアゼライン酸配合クリームを薬局で取り扱っている場合があり、入手コストも日本より抑えられるため、実際に取り寄せて使用している。
経済的にも助かっているため、定期的な使用を続けやすいのがメリットだ。
アゼライン酸は比較的安全性の高い成分だとされているが、刺激感や乾燥、かゆみなどの副作用が出る場合もある(出典: https://www.mayoclinic.org/)。
症状が強い場合や改善しない場合には、専門の医師(皮膚科)に相談することが推奨される。
また、妊娠中や授乳中の使用については、安全性が高いとされる報告もある一方で、必ず専門家に確認を取ったほうがよい(出典: 日本産科婦人科学会「妊娠と薬情報センター」の情報)。
現在も定期的にアゼライン酸配合クリームを使用しているため、さらに使用感や肌状態の変化があれば随時報告していきたいと思っている。
吹き出物や黒ずみが気になる人は、保湿や洗顔などの基本ケアをしつつ、必要に応じて専門医や公的機関が推奨する成分を試してみるとよいだろう。
いずれにしても、肌トラブルが長引いたり悪化したりする場合には、早めに医療機関を受診することが大切である。
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Yoko Deshmukh
(日本語 | English)
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。
ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.
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