例年6月ごろに訪れるモンスーンを前に、ゴアで大雨が予報されているとの記事を見かけた。

Goa set for sizable pre-monsoon showers | What Met says about 2024 El Nino, La Nina

通常、モンスーンに先駆けた大雨は、下層ジェット気流と、赤道を横切る強い気流の影響を受けやすい5月ごろに観測されるが、国立海洋研究所（National Institute of Oceanography）の元科学者であり、気象学者のM Ramesh Kumar氏によると、今年は比較的早い時期に、マハーラーシュトラ州コンカン（Konkan）地方やゴア州などに降雨がありそうだ。
これは、周辺がケーララ州などに比べて気温は比較的低いためであると指摘している。

現在、ゴア周辺に影響を及ぼすと見られるエルニーニョ現象が、太平洋の赤道東部で観測されており、
また同氏は、今年の7月から9月にかけてはラニーニャ現象が優勢になることが予想される。
なお今年のモンスーンは、ピークが7月から8月にかけて予測され、インド亜大陸ではかなりの量の降雨が期待できるとしている。

同氏によると今年のゴアは、例年と比較して寒冷化の傾向にあり、広範囲にわたって豊富な降水量が予想される。

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