「Maruti 800」の生誕から40年

 

Posted on 17 Dec 2023 21:00 in インドビジネス by Yoko Deshmukh

今でも現役で走っているのを見かける「M800」、レトロな見た目がキュートで、初めての自家用車購入を検討した○年前にはもちろん筆頭の選択肢でした。



インドの「国民車」、マルチ・スズキ(Maruti Suzuki)が発売した、今や同社を象徴する自家用車「Maruti 800」が、誕生から40年を迎えたことを知った。

Forty years on, memories of M800 linger as the car that altered personal mobility in India

元記事では「Maruti 800」は「インドのパーソナルモビリティに革命をもたらした」と表現している。

経済が自由化する直前の、ライセンス・ラージ時代のインドで1983年12月14日に発売された。
ヒンドゥスタン・モーター(Hindustan Motor)のアンバサダー(Ambassador)とプレミア・パドミニ(Premier Padmini)が独占、高価なため低迷していた当時の乗用車市場に、ミドルクラスに手の届く価格で登場した「Maruti 800」はセンセーショナルだった。

1986年に累計10万台の生産を記録、1992年には累計生産台数50万台を突破、1996までに2倍の100万台に増加し、1999年には150万台のマイルストーンを超えた。
2002年には累計200万台、2005年には250万台を超えた。

後に世界中を驚かせた廉価小型車「タタ・ナノ(Tata Nano)」が登場しても、「Maruti 800」は安定した売り上げを誇り続ける。

EVなど新技術の台頭や、安全性と排出基準の厳格化により、2014年1月18日に最後の生産を終了、それまでに累計292万台の生産を記録している。

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Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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