バンガロールで3年ぶりに野良犬の頭数調査

 

Posted on 12 Jul 2023 21:00 in インドあれこれ by Yoko Deshmukh

写真はプネーのこです。みんな元気で幸せに。



バンガロール自治体にあたる「Bruhat Bengaluru Mahanagara Palike(BBMP)」がカルナータカ州畜産局と協力して、今月11日から野良犬の頭数を調査するという話題が、専門的な話を交えて紹介されていた。

How Bengaluru is carrying out its latest stray dogs’ survey

BBMPによる前回の調査では、市内にはおよそ30万頭の野良犬がいることが確認された。

頭数調査と同時に、2001年制定の動物(犬)出生管理規則(Animal Birth Control (Dog) Rules-2001)に基づき実施されている避妊及び狂犬病ワクチン接種(ABC-ARV)プログラムの有効性と影響を判断する。

BBMPの専門部署によると、バンガロールでの野良犬の調査は、調査員が特定の地域で目撃した犬の身体的特徴を記録する「sight-resight」(SRS)と呼ばれる方法を用いて行われている。

具体的には、市内を半径0.5平方キロメートルのエリア、計6,850か所に区切り、調査活動を無作為に選択した1,360か所で実施した。
その際、BBMPおよび畜産局からおよそ100名の有志が、2人ずつの50班に分かれ、悪天候以外の毎日午前6時から午前8時半まで調査に取り組む。
目撃した犬は写真を撮影し、「Worldwide Veterinary Service(WVS)」のデータ収集アプリにアップロードする。
その際、犬の性別と、不妊手術やワクチン接種状況を、目印となる片耳の一部切除有無と合わせて記録する。

収集されたデータは、国立獣医疫学および疾病情報学研究所(National Institute of Veterinary Epidemiology and Disease Informatics、ICAR-NIVEDI)が統計的に処理し、分析された後、バンガロールの野良犬の総数、区域ごとの動物個体数の推定値、ワクチン接種と不妊手術を受けた野良犬の数に関する情報を含んだ報告書が作成され、2019年のデータと比較して、野良犬の頭数が原書しているか否かを照らし合わせる。

世界保健機関(WHO)と世界動物保護協会(WSPA)では、野良犬の頭数を推定する際に使用できる手法として、総数法または間接数(sight-resight)法、回帰法、再捕獲数の推定値、およびベック法を推奨している(2012年の環境生態統計調査による)。

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About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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