プネー県で、野生のヒョウと人間の不幸な遭遇が立て続けに起きており、日本でもクマとの遭遇事故が多発していることを思い出した。
1つ目は、アメーバゴン(Amebagon)という郊外の村で6日、父と息子が襲われた事故で、あわやのところで餌食になることを免れたというものだ。
Pune: Father-Son Attacked By Leopard in Manchar
2人は午後10時前、屋外でヒョウに襲われ負傷したが、駆け付けた村人たちに救出され、病院に搬送された。
報道によると、別の住民も同じ場所でヒョウに襲われたが、なんとか逃げ出したという。
またこの事故の後にも、近隣で3頭のヒョウの目撃情報があり、日常的に出没している地域として警戒されている。
Pune: Leopard Breaks Into Home, Viciously Attacks Dog, Leaving Residents in Trauma
また5日の未明、午前3時ごろに、ケード(Khed)という地区の中心地にある村落で、ヒョウが飼い犬を襲撃するという痛ましい事故が起きた。
一連の様子は監視カメラに捉えられ、住民たちを恐怖に陥れた。
ただし、ヒョウに関しては微笑ましい話題もある。
生後45日のヒョウの赤ちゃんが、母ヒョウのもとへ無事に戻ったというものだ。
Pune: Emotional Reunion Of A 45-Day Leopard Cub With Mother
野生動物保護団体「Wildlife SOS」とマハーラーシュトラ州森林局(Maharashtra Forest Department)は協力して、プネー県のチャース(Chas)村近くで怪我をしているところを保護したオスのヒョウの赤ちゃんを保護して手当てをし、生後45日になったところで母ヒョウに無事、引き渡した。
この赤ちゃんは今月はじめ、マンチャー(Manchar)森林地帯に位置する村のタマネギ貯蔵庫の近くで発見された。
この地域の住民たちはヒョウの目撃に慣れており、すぐに森林局に通報、団体が運営するジュンナール(Junnar)のヒョウ保護センター「Manikdoh Leopard Rescue Centre」で保護された。
発見当時、赤ちゃんヒョウは生後1か月半ほどと推定された。
診察した獣医師によると、雨季に入り気温が下がったことによる体調の変化が原因で、必要な栄養素を含む水分補給法によってみるみる回復した。
すっかり健康を取り戻した赤ちゃんヒョウを野生に戻す際は、暗視カメラを設置したトラップに母ヒョウを誘導したところ、暗くなってから首根っこを加えて安全な場所に運んで行ったという。
「Wildlife SOS」の創設者Kartick Satyanarayan氏によると、2009年からこれまで、森林局と協力して100頭以上のヒョウの赤ちゃんを救出、自然に返してきた。
かわいい赤ちゃんの映像は、ここから観ることができる。
本日最も読まれている記事
1 購入後半年で故障したフォッシルのスマートウォッチを巡る、意外な顛末 Posted on 16 Sep 2019
2 駐インド大使ご夫妻のローカルグルメ探訪にツッコむ、あの人 Posted on 12 Jun 2023
3 日本人と顔立ちがよく似た「セブン・シスターズ」北東部の女性、人種差別に立ち上がる Posted on 18 Mar 2017
4 インド中華に迷いそうになったら、ハッカヌードル食べ比べはいかが Posted on 26 Oct 2017
5 インドで人気の日本アニメは、このタイトル Posted on 15 Jun 2023
本日の練習