日本政府は、州都ヴィジャヤワダ(Vijayawada)を含むアーンドラ・プラデーシュ州内で、3カ所合計1メガワットの発電所建設をはじめとして、複数のインフラ開発プロジェクトに高い関心を示していることを、複数の現地紙が報じた。
今月22日、政府高官を含めた日本側訪問団が、テーランガーナー州ハイデラバードでチャンドラバーブー・ナイドゥ(Chandrababu Naidu)州首相と会談、農業や食品加工、コールド・チェーンといった分野で日本が誇る高い技術の移転、また食品関係企業が集積する「フード・パーク」の整備に意欲を表明した。
日本側訪問団は、日本貿易振興機構(ジェトロ)、国際協力銀行(JBIC)、新エネルギー・産業技術総合開発(NEDO)、日本国際協力機構(JICA)などの主要経済団体の代表者で構成されていた。
発電事業は、ヴィシャーカーパトナム、シュリカクラムにそれぞれ4000メガワット級の火力発電所、アナンタプルに2000メガワット級の太陽光発電所が建設される計画となっており、実現に向けて産業団体からインフラ、エネルギー、情報技術、農業などのセクターから要人を集めた合同作業グループが結成されている。
日本側訪問団はまた、デリー・ムンバイ間貨物専用大回廊と、バンガロール・チェンナイ間産業大動脈にも高い関心を持って議論したと、現地紙では報じている。
*Picture courtesy: NDTV stated as Vijayawada