今年は6日に春の祭り「ホーリー(Holi)」を迎えるインドだが、シンガポールのインド人街では先月末、一足早いホーリー祭りが、地元に住むインド系住人を中心に、様々な人種の人々が混じってカラフルに祝われた。
プレス・トラスト・オブ・インディア他が報じた。
特に今年は、シンガポール独立50周年にあたる節目を迎えたこともあり、シンガポール湾に浮かぶ半島リゾート地、セントーサで、シンガポール議会チャールズ・チョン(Charles Chong)副議長も参加して祝われた。
「色の祭り」にふさわしく、800人のインド系住民を中心に、中華系、マレー系、その他シンガポールに住む多様な民族が混じり合っての、盛大な祭典となった。
海外生活が長く、シンガポールで「Indian Women Association(インド女性協会)」を指揮するピウ・ラヒリ(Piu Lahiri)さんは、「ホーリーはインドでは生活の一部になっている。そうした祭りを異国でも再現でき、子供たちと一緒に祝うことができることを幸運に思う」と述べた。
このほか、3月を通じてホーリーと連動した様々な催し物が、シンガポール国内の公団住宅などを単位として企画されている。