今回、マレーシアには正味7日間滞在していた。
日本で調達してあった最新版(2018~2019年版)「地球の歩き方」には、米ドルはもちろん、日本円も使えるところが多い、などという魅力的な記載があった。
とは言え我々はインドからの旅行者なので、現地通貨が必要だ。
ところがインドルピーは現在、非常にレートが悪く、なるべく海外で使いたくない。
こんな時、新生銀行に口座を持っている威力が最大限に発揮されるのである。
シンガポール空港での飲食には日本のクレジットカードを使ったが、ペナンに到着したらすぐに「VISA+」対応のATMを見つけ(MayBank)、直接リンギットを引き出した。
なお、新生銀行が現在運用しているインターナショナルキャッシュサービス付きATMカードでは、今年の12月から現地通貨の引き出しができなくなる。
その代わりに、インドでも近年一般的になりつつあるトラベル用プリペイドカード、「GAICA」を別途、申し込みしなければならない(自分への備忘録も含めて)。
海外ATMのご利用(インターナショナルキャッシュサービス)に関するお知らせ - 新生銀行
今回、マレーシア旅行は余った期限切れ間近のシンガポール航空マイルを消費するために突発的に決めたのもあり、たくさんの活動を盛り込むつもりはそもそもなく、初めての国ながら地元の人たちのように、のんびりまったりと過ごすことを目的としていた。
したがって、主な支出は2人分の宿泊先と食事、移動代に限られた。
まず、現地通貨は合計1800リンギット(2018年9月現在およそ4万9,000円)を引き出した。
これ以外にクレジットカードで決済した主な支出としては、宿泊とシンガポールとの往復エアアジア(Air Asia)運賃、そして現地でのグラブ(Grab、タクシー)代となる。
うち宿泊については、最初の3泊はペナンのAirbnbで7,500円ぐらい、後半4泊はクアラルンプールのちょっといい中級ホテルに泊まったが、それでも3万円かからなかった。
空路の移動は行きのシンガポールからペナンが4,000円ぐらい、帰りのクアラルンプールからシンガポールが1,500円ぐらい。
グラブは事前にアプリをダウンロードし、日本のクレジットカード情報を登録しておいたが、1回の移動が5~10リンギット(150~300円ぐらい)だ。
ただしクアラルンプールはブキッ・ビンタン付近のホテルから国際空港に向かう時だけは77リンギット(2,400円ぐらい)もかかってしまったが、距離が70キロほどあることを考えたら、やはりグラブの料金は良心的だ。
残りの国内移動は別の記事に詳述の通りバスで移動、現金で支払っている。
参考までにペナンからクアラルンプール、距離にしておよそ400キロの運賃は片道38リンギット(1,000円ぐらい)、クアラルンプールからマラッカ、距離にしておよそ200キロの運賃は片道およそ12リンギット(300円ぐらい)だ。
まとめると、2名分の旅の予算は、以下のようになる。
現地通貨での支出: およそ5万円(ペナン・ヒルのケーブルカー乗り場で、誤って購入した高額なプライオリティチケット代2名分160リンギット、バス代、メルバさんの本以外のお土産代含む)
宿泊費: およそ3万7,000円
飛行機移動: およそ5,500円(エアアジアの運賃は時期によって大幅に変動する)
グラブ(タクシー)移動: およそ8,300円(7日間の総額306リンギット: あまりに便利なのでちょこちょこ使っていたら、塵も積もった)
ツインタワー(クレジットカード決済): 80 x 2リンギット、およそ4,300円
合計: およそ10万5,100円
心残りとしては、マレー鉄道の旅を楽しみたかったこと、クアラルンプール市内から空港までは特急(KLIAエクスプレス)を利用した方が断然安上がりだったこと。
明日は、インドと日本、両方を知る旅行者から見た、マレーシアの印象についてまとめたい。

クアラルンプールのホテル(Mercure Kuala Lumpur Shaw Parade)18階の部屋から眺めた朝日。

同ホテル20階は、すばらしい眺望のプールサイドバーになっている。
ツインタワー行かなくてもよい(行ったけど)。

時はさかのぼり、ペナンの街角で見かけた猫ちゃんたち。

マラッカで遭遇したヒンドゥー寺院。