ペナンでは、初めてAirbnbを利用して予約したゲストハウスに宿泊している。
と言っても、シャワーとバス付きの完全個室を選んだので、他者にまったく気兼ねなく滞在できている。
ペナンのAirbnb宿
事前に確認した写真と格安な宿泊料金を考えると、それなりの物件なのだろうなとある程度覚悟して来たのだが、そうした先入観を裏切り、大変清潔な部屋だったのがうれしい。
宿はジョージタウンの中心部にあり、車の往来が若干激しいものの、周辺には安くておいしい屋台や露店もあり好立地だ。
もしもペナン島に旅行に来る予定があったら、ぜひおすすめしたい。
それにしてもこの宿主のモニク(Monique)さんという方、ペナンでここ以外にも手広くAirbnb物件を経営しているやり手だ。
チェックイン時にわたしたちを案内してくれたのは、この方に雇われている人っぽい若い男性なので、モニクさんが何者なのかはいまだ分かっていない。
さて昨晩は、ブラブラしていた時にたまたま通りかかり、そこだけすごい客がいて大繁盛していた、この中華料理店で食事した。
徳盛飯店(Tek Sen Restaurant)
メニューには下に英語で解説が書いてあるから観光客でも分かりやすい。
なお、現在のペナン島およびマレーシアはプネーと同様、雨季のただなかにあるためかオフシーズンのようで、観光客がそれほど多くない。
そのせいなのか、ジョージタウンの店という店が、けっこう早めに閉店してしまいゴーストタウンのようになるので、下手すると食いっぱぐれてしまう。
ただし、インドに長年住んでいるくせに暑いのが大の苦手なわたしにとって、現在のペナン島の気候は日差しがあまり射さず、暑すぎないのでとても気持ちがよい。
ペナン島内の移動は、バスなども充実しているようだが、わたしは配車サービス「グラブ(Grab)」ばかり利用している。
あらかじめクレジットカード情報を登録しておけば、支払いもスムーズでまったくストレスがない。
本日は一応ペナン島随一のビーチリゾートということになっているらしいバトゥ・フェリンギに行ってみたが、ジョージタウンからはグラブでおよそ30分、20リンギットほどだった。
ビーチリゾートと言うことだが、実家近くの海岸の方がリゾート感あるかな。
バトゥ・フェリンギでは、ビーチ入り口の売店で購入した缶ビール(10リンギット)とポテトチップス(4リンギット)をお供に、ビーチに並ぶ有料のチェア(1日10リンギット)で寄せては返す波の音を聞きながら、ランチも取らず数時間爆睡してきた。
目の前の砂浜では、中国人観光客とおぼしき3名ほどの妙齢のご婦人方が、お腹周りがたっぷりしたスタイルを気にすることなくラブリーなビキニに包み、波打ち際に寝そべったり、思い思いのポーズでセルフィーを撮ったりしている。
ゴアなどに行っても、同じような体形の西洋人のご婦人方を大勢見かける。
日本だと、男性はともかく、女性だと一定の体形の「枠」からはみ出した人が、露出度の高い格好をしてビーチで遊んでいると、それだけで悪いことをしているように指差されることはないだろうか。
わたしはむしろ、「人生を楽しむこと、自分を愛することに遠慮はいらない。あくまで自分主体であるべきなのだ」ということを教えてもらった。
帰りのグラブはまさかのフォルクスワーゲンが迎えに来てくれた。
昨日の空港からジョージタウンはトヨタ、バトゥ・フェリンギ行きはプリウスだった。
プネーのウーバー(Uber)と言えばだいたいタタかスズキ、せいぜいヒュンダイで、運ちゃんもほとんどが、おそらく田舎から出てきたようなウーバー専業のあんちゃんで地図を知らないことはともかく、時々車内にゴキブリが生息していたりすることもあるぐらい、ハードウェアに無頓着な人が多い。
それと比較すると、マレーシアでは自分の好きな車をちょっと高くてもローンを組んで買い、時間がある時にグラブで時々稼いでその足しにしているという、余裕のある感じなのかな、という印象を持った。
フォルクスワーゲンくんは運転しながら、おいしいレストランやおすすめの観光スポット、日本の十五夜にあたる本日は「Moon Cake(月餅)Festival」となっていること、そしてガーニー(Gurney)沖に現在広大な海を新たに埋め立て地として開発していることなどを教えてくれた。
ジョージタウンとコムタ(Komuter)タワーを結ぶ陸橋より。
バトゥ・フェリンギのビーチ。
遠くにパラセイリングが見える。
ビーチで昼間からビールを飲んで爆睡。
店番(有料チェア番)のおっちゃんたちが四六時中話ししてるのがちょうどよい子守歌。