もう映画館で高額のスナックを仕方なく買う必要なし:マハーラーシュトラ州
Posted on 17 Jul 2018 21:00 in エンターテインメント by Yoko Deshmukh
絶好の機会だから、観客の方にも「自分のゴミは各自持ち帰る」という、幼児でも分かる常識をしっかり身に着けてもらいたいです。
ついに決着の時が来たようだ。
マハーラーシュトラ州内のマルチプレックス(複数の映画作品を上映する施設)では先週、施設内で販売するフードやスナックを、市価以上の価格で販売してはならないという命令を出した。
「The Hindustan Times」電子版が伝えた。
Multiplexes in Maharashtra can’t charge you over MRP for food, says state govt - Hindustan Times
これは今年はじめにASKSiddhiでも紹介した、以下の活動に端を発したもの。
映画館で売られるポップコーンは高すぎる、と真剣に戦う人
インド映画であれば平均3時間に及ぶ、長時間の作品を劇場で楽しもうとする人の懐と胃袋に付け込んだ、映画館側による高額なスナックの販売に、8月1日から観客は一切応じる必要がなくなるという。
さらに、自前のスナックを調達して映画館に持ち込むことも禁止してはならないというお達しだ。
ラヴィンドラ・チャワン(Ravindra Chavan)マハーラーシュトラ州食品および土木省大臣(Minister of State for Food and Civil Supplies)によれば今回の措置は、インド法律により、市販食品の価格を販売する場所によって変えてはならないと定められていることを根拠にしたもの。
ところで、わたしは日本でも時々映画館に足を運んでいるが、日本の映画鑑賞料金はインドの10倍以上と高額なのに、外部からの食べ物持ち込みは当然のように禁止され、観客もそれを当たり前として受け止めていた。
映画館併設のスナックショップで、高額のポップコーンに手を伸ばさざるを得ない状況に、疑問を呈する人の方が、正常なのかもしれない。
ただし新たな措置を導入したマハーラーシュトラ州においては、外部からの食べ物持ち込みを許可するのであれば、ゴミは各自必ず持ち帰るという人として最低限のルールも、必要であれば罰金措置も講じて導入して欲しいものだ。
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Yoko Deshmukh
(日本語 | English)
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。
ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.
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