プネーで見つけちゃった、最高にウマいアイスクリーム

 

Posted on 11 Jul 2017 23:00 in ASKSiddhi独断うまい店 by Yoko Deshmukh

これだけを食べるために、この店に通っても構わない、と思えるぐらいの味です。



マラカ・スパイス(Malaka Spice)はプネーに3店舗ほど展開する東南アジア料理店だ。

かつて好きでよく通っていたお気に入りの店だが、タイやシンガポールに出掛ける機会が増えて、本場の味を知ってしまったことや、ある時期を境に、料理の質と量が落ち、一方で値段だけがどんどん上がっていったこと、また決定的だったのは、「マトン・プルコギ」なる料理を注文したら、ゴムより硬い肉に悪戦苦闘したことに懲りたことなどが重なって、この2年ほど、まったく利用していなかった。

ところが先日、プネーの大学の日本語学科へ学部生として進学するため、アコラから出てきた姪のラーダちゃんと、彼女を見送りに来たラーダちゃんの両親と妹がプネーに滞在していたときに、かなり久しぶりにフェニックス・マーケットシティ(Phoenix Marketcity)内のマラカ・スパイス店舗で食事をすることになった。

料理のメニューは以前とおそらくあまり変わっていないようだったが、味付けがかつての印象よりもやや改善していたように感じたのは、もしかしたら気のせいかもしれない。

ところが、明らかに大きく変化したことがあった。
それはデザートのメニューが充実していたこと。

よく利用していたころのマラカ・スパイスは、「デザートにろくなものがない、その中から敢えて注文してみたらマズい」というイメージだったのだが、アップルパイやらブラウニーやら、種類がやたら増えている。
その日、ラーダちゃん父が偶然誕生日だったこともあり、われわれ全員が1皿ずつデザートを注文する運びとなった。

わたしが目を付けたのは、この写真にある「ジャグリー・アイスクリーム」。
ジャグリーとは、そう、グードゥ(गुड़)のことで、素朴な甘さが後を引く糖蜜だ。
このアイスクリーム、ぜひ騙されたと思って注文し、味わってみて欲しい。
ジャグリーの風味がクリームと溶け合い、手作り感たっぷりの優しいハーモニーを奏でていて、いくらでも食べてしまえそうだ。
150ルピーで、2スクープ運ばれてくる。

他のデザートもなかなかの味だったことも、付け加えておきたいが、わたしのチョイスは今後もずっとジャグリー・アイスクリーム一択だ。
これ、メニューからなくすなよ。






About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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