コーチ西部で浸食減少、しゅんせつヘドロの養浜効果

 

Posted on 03 Oct 2025 21:00 in インドあれこれ by Yoko Deshmukh

いろいろ知らないことばっかりだなぁ。



ケーララ州コーチで、過去数か月にわたり堆積したしゅんせつヘドロにより、市管轄区域である西部沿岸地域で海水の浸入とそれに伴う海岸線の浸食が大幅に減少したと報告されている。

Beach nourishment with dredged sludge mitigates coastal erosion in West Kochi within Kochi Corporation limits

コーチン港湾局(Cochin Port Authority=CPA)は、浸食の影響を受けるチェラナム沿岸住民が長年にわたり訴えてきた、海岸沿いのしゅんせつヘドロ堆積を公式に否定し、以前と変わらず海岸から約25キロ沖合に堆積し続けていると述べた。
一方、沿岸住民はほぼ毎日、はしけが海岸沿いにヘドロを堆積させているのを目撃している。

サウジ、マナセリー、ビーチロードの海岸線約4キロ(公社のマナセリー地区とフォート・コーチ地区の管轄)は、5月ごろから報告されているヘドロ堆積の恩恵を受けている。
「以前は夜遅くに発生し、夜釣りをする人がそれを目撃していましたが、最近は朝晩にはっきりとわかる形で発生するようになりました。海岸は今ではかなり穏やかになり、カルキダバブ(Karkidavavu、ケーララ州の伝統暦で、毎年7月中旬〜8月中旬に沿岸浸食が最も激しくなる雨期の時期)以降、海からの侵入は免れています」とサウジ在住の市民は語る。

チェラナム・コーチ・ジャナキーヤ・ヴェディ(Chellanam Kochi Janakeeya Vedhi、コーチ市チェラナム地区の住民が海岸浸食対策を求めて結成した市民団体)の役員らは、8月25日のコーチ訪問中に連邦港湾運輸大臣サルバナンダ・ソノワル氏と会談し、しゅんせつ物を沖合に投棄するのではなく養浜に利用することなどを盛り込んだ覚書を提出した。

「ヘドロの堆積は増加している。海岸沿いに投棄されているが、北東の海流により隣接する自治体の管区に流入している。しかし、その結果として、管区の南にあるチェラナムの地域で海水侵入が悪化している。チェラナムとフォート・コーチの間の約20キロの海岸線を海岸浸食から保護するために、ヘドロは海岸全体に沿って堆積されるべきである」と、ヴェディのジェネラル・コービナーであるV.T.セバスチャン氏は述べ、ビーチロード地域に沿って水制網または防波堤を建設し、ヘドロの流出を防ぐよう求めた。
 






About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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