たまたま眺めていた「The Hindu」で、すてきなモダン柄サリーを着こなす女性に目が留まってしまった。
Oscars 2025: Payal Kapadia’s seat at the big table
次の作品がカンヌ映画祭でグランプリを獲得した際の授賞式での写真みたい。
わたしが注目したのは、Kani Kasturiさんの着用しているサリー。
調べてみたら、「Salt Studio」というブランドのものみたい。
Salt Studio on Instagram
インド映画の海外受賞作品と言えば、2022年のアカデミー賞でのラージャマウリ(S.S. Rajamauli)監督の「RRR」と挿入歌「Nattu Nattu」を思い出すが、昨年、パヤル・カパディア(Payal Kapadia)監督による「All We Imagine as Light」が第77回カンヌ映画祭○部門でグランプリを受賞していたことはまったく知らなかった。
マラヤーラム語ヒューマンドラマの舞台がムンバイーという設定が現実味があるなと思ったら、全体がフィクションとドキュメンタリーを組み合わせたような構成になっているようだ。
ちなみに同作はアカデミー賞には出品しなかった。
ムンバイーを拠点とするカパディア氏は、プネーの「インド映画テレビ研究所(Film and Television Institute of India、FTII https://www.ftii.ac.in/」に所属していたが、同学による同氏に対する不当な告発とパージを乗り越えたと、「The Hindu」では記している。
ただし、「All We Imagine as Light」はヨーロッパ拠点のプロデューサーの存在がカンヌ受賞で有利に働いた点もカパディア監督は明かす。
このほか、記事ではそもそも映画賞のノミネートの仕組みや受賞の基準に対し、コネ重視社会に一石を投じる内容となっており、「そもそも、いわゆる『西洋』様が決める賞モノほとんどがそうだよね」と、映画にもそれ系にもまったく詳しくないわたしにも興味深い内容だった。

最初にわたしの目を射抜いたのはこちらの写真。
エキセントリックな色も小麦色の肌によく映える。