認定NPO法人登録まであと一歩!SWGPの活動ご紹介

 

Posted on 06 Feb 2016 23:00 in インドあれこれ by Yoko Deshmukh

田島さんに初めてお目にかかったとき、「まるで太陽のような、まぶしいオーラにあふれた方だなぁ」という印象を強く感じました。その印象の通り、太陽を味方につけたインド農村支援に取り組んでいらっしゃる、田島さんのご活動について、本日はご紹介させていただきます。



※田島さん(左)、榎本さん、マハーラーシュトラ州の村の人々と
 

本日は、わが街プネのスラムや、その根源としての、マハーラーシュトラ州の農村における貧困問題に寄り添い、そして共に生活向上を図っていくため、長年たったひとりで、ほぼすべてを自己資金で活動を続けてこられた田島俊雄さんについて、この場を借りてご紹介させていただきたい。

埼玉県で高校教師を定年まで勤め上げた田島さんは、退職後にプネのスラムを訪問する機会があり、そこに住む子供たちが、その悲惨な生活とは対照的な瞳の輝きと、楽しく勉強している姿に魅せられて、当初はまるで自分の子供や親戚を呼ぶような感覚で、毎年数名ずつを日本に3週間ほど呼び寄せたり、またプネを訪問して日本語を教えたりという活動をしていらっしゃった。

近年、田島さんは、毎年に2~3度のペースでプネにいらっしゃり、それぞれ1カ月ほどの滞在期間に、プネおよびその周辺の、停電が頻繁に起こり、飲み水も満足に得られない農村を訪問している。
そこでは行政に頼らずとも、村人たちが自分たちの力でソーラーシステムを組み立てられるように指導し、自立した生活を確立できるように手助けするため、世界各国のNGOやNPO法人とともに、活動に取り組まれている。
同時に、インドの学生やNGO団体関係者を毎年日本に呼び寄せることも継続されており、来日した人々には田島さんの活動に賛同する日本各地の教育機関などで、インドで活かせる技術や農業を学んでもらったりしている。

このご活動を拡大し、より多くの人々に貢献したいという想いから、榎本仁美さんと共同代表で昨年7月、日本でNPO法人「太陽と水と緑のプロジェクト」を立ち上げた。
現在は、より活動の幅を広げる可能性が持てる認定NPO法人への登録を目指し取り組んでいらっしゃる。
認定NPO法人になるためには、年間少なくとも3000円の寄付をしてくれる寄付賛助会員を100名集める必要がある。

NPO法人立ち上げから、わずか1年足らずの現在までに、80名あまりという驚異的な人数の寄付賛助会員が集まっており、認定NPOまであと一歩のところへ来た。
そこでこの機会に、できるだけ多くの方々に、田島さんのご活動を知っていただきたいので、こちらでご紹介させていただく許可をいただいた。

以下では、田島さんが毎月発信されているニュースレターから、ご活動についての詳細を抜粋し、まとめている。
ASKSiddhi(アスクスィッディ)でもこれより、田島さんのニュースレター発信のタイミングで、ご活動について定期的にご報告させていただきたい。

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NPO法人:太陽と水と緑のプロジェクト(略称SWGP)
英名:NPO SOLAR WATER GREEN PROJECT


インドの農村の支援を中心とするこの活動は、2006年よりインド中西部のマハーラーシュトラ州でスラムの子ども達を支援する「ケルガル日本の会」の活動として始まりました。
トイレも水道もないスラムの問題は、その根源に貧しい農村の生活があり、その改善がなければ根本的な解決は困難と認識したからです。

その継続的な支援をするために、現地のNPO法人Jnana Prabodhini(ニャン・プラボディニ:略称JP)と提携して、2014年1月よりソーシャルビジネスの準備を始めました。
2015年4月にNPOの申請手続きを始め、地球規模の取り組みを目指しています。

インドと日本、日本の都市と農村のあり方を問い、貧しい人でも誰でもが、安全なものを安心して食べられることが当たり前の社会にしたいと考えています。

※ニャン・プラボディニとは、農村を支援する青年を育てている現地のカレッジです。プネ市にある本校を中心に、6つの学校を経営し、50年の歴史を誇ります。職員も700人を超え、地元からも厚い信頼を受けています。

2011年には、手作りでソーラーパネルが作れるラミネーターを現地に送り、今では材料の調達も含め全て現地で行えるようになっています。
2014年の6月から7月にかけて、この学校のセクレタリー(副学長クラス)であるスバッシュ・デシュパンデ先生を日本に招いて、日本全国をまわりました。
私たちが重点的に取り組んでいるハラリ村には、小中学校と農業技術学校、女性の労働支援の学校があります。
9エーカーの農地を持ち、有機農業で作られた作物を加工するなどして、村人たちは自立した生活を進めています。

法人名の英名にある「SOLAR」とはソーラーパネルとLEDを、「WATER」とは飲み水と農業用水を、「GREEN」とは有機ないし自然農法とエコロジーを、そしてロゴのグリーンは再生可能な社会をイメージしています。

私たちは、この3本の柱を軸に、持続可能な社会の確立を目指す上で、次のことを大切にしています。
1. 常に貧しいひとの立場から考えます
2. お金をあげるのではなく、仕事の場をつくり、自立を支援します
3. 常に、地球規模でのエコロジーを考えます

活動の場はインドだけでなく、アフリカやドイツなど世界を視野に入れ、日本でも、自然農法や農村と都市の間を結ぶことや、会員の個性と特技を生かせるような多彩な活動を考えています。 

誰もが自分でやりたいと思うことをやり、無理はせず、ゆるやかに参加できる、そんなつながりを大事にしていきます。
ぜひ、多くの皆さまの賛同をお願いします。
現在、私たちは認定NPO法人への登録を目指しています。 

<主な活動場所>
本部:埼玉県上尾市
支部:東京都渋谷区代々木
活動地:インド・プネ市、ベラ地区、ハラリ村、ラワン村
その他の主な活動予定地:
≪国内≫長野県、京都府、大阪府、福岡県
≪海外≫ガーナ(現在、ソーラーパネルを3台設置済み)、ドイツ

活動資金については、これまで、田島個人の年金の半分と、日本で実施される様々なインド関連イベントによる物販収益、そして個人の方からの寄付によって運営してきましたが、これからは自立した財政基盤の確立が不可欠です。
2015年4月の申請段階では20名規模の会員でスタートしましたが、おかげさまで現在は、80名あまりの賛助会員が集まりました。

現在、認定NPOへの登録を目指しており、そのためには、年間3000円の寄付会員が100名以上必要となります。
認定を受ければ、寄付者にとって寄付金が税金の控除対象になることから、私たちも寄付が受けやすくなります。
賛助会員になっていただいた方を中心に、田島宅の庭に毎年たくさん実る夏みかん(完全無農薬、無肥料です!)と、インドの自然農法で生育した砂糖キビで作ったグル(ジャグリ)とカクイ(ジャグリになる前の液状のもの)で作ったママレード作りや、自分たちで育てた大豆を材料とした味噌作り、手作りソーラーシステムのイベントの紹介しています。

賛助いただける方は以下の口座へお振込みいただき、またその旨をお手数ですが電子メールにて、田島宛「npo.swgp[at]gmail.com」(メール送信時に「[at]」を「@」に変換ください)にご一報ください。

≪お振込先口座≫
三菱東京UFJ銀行
  店番293 普通預金 0325381 
  名義 特定非営利活動法人太陽と水と緑のプロジェクト
  カナ トクヒ)タイヨウトミズトミドリノプロジエクト

ゆうちょ銀行
 ●ゆうちょ銀行から…記号 10340 番号45836121
 ●他行から…店名 〇三八(ゼロサンハチ) 普通預金 4583612 
  名義 特定非営利活動法人太陽と水と緑のプロジェクト
  カナ トクヒ)タイヨウトミズトミドリノプロジエクト

連絡先:
〒362-0046 埼玉県上尾市壱丁目184-10
田島気付
NPO法人 太陽と水と緑のプロジェクト

共同代表:
田島俊雄(たじま としお)/ 榎本仁美(えのもと ひとみ)

NPO法人 太陽と水と緑のプロジェクトのブログ

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なお、2月の活動案内のチラシを、以下よりご覧ください。
埼玉県上尾市の、田島さんのお宅で、インドでの活動報告会とあわせて、マーマレード作りや味噌作り、ソーラーシステム作りなどのイベントが予定されています。
ぜひお気軽に、お運びいただけたらうれしいです。

太陽と水と緑のプロジェクト 2015年2月のイベントご案内 (PDFファイルをダウンロードできます) 


ソーラーパネルで太陽光発電できるようになり、
水汲みも楽になった






About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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Yoko  says:
10/02/2016

Hi Nazeer, thank you for the encouraging comment!! I will translate this article in English too to publish here so that many more people will be aware of their great work. Thank you again for your good words, do visit ASKSiddhi again!


nazeer  says:
10/02/2016

Good work42YhAv


Nazeer  says:
10/02/2016

Hope Toshio and Hitomi would be good health,!!! your work good for rural areas , awareness programme in poor people of solar energy, your information in japni language for understand to globally,mention those helping working ,support your mission so that they will gate additional energy and more excitement inspiration encouragement ,all the best


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