30日午後、IJET-29大阪でプネーやインドの翻訳事情について話します☆
Posted on 29 Jun 2018 18:00 in トラベルASKSiddhi by Yoko Deshmukh
プロフェッショナルを前に、翻訳事情に語るという大役に一時は恐れおののきましたが、自分の得意なところに集中してやってみます。
日本翻訳者協会(JAPAN ASSOCIATION OF TRANSLATORS)が主催し、今年は2日間にわたって大阪駅直結のグランフロント大阪で開催される日英・英日翻訳者・通訳者のための一大イベント、「IJET-29大阪」。
昨年末、イベント実行委員の藤田順弘(ふじた・のぶひろ)さんにお声をお掛けいただき、大変畏れ多くも明日の午後のセッションで1時間ほど、プネーやインドの翻訳事情についてお話しさせていただくことになった。
IJET-29 Osaka - Schedule
このため今朝の福岡発の便で、修学旅行以来〇年ぶりの大阪に移動してきた。
日本第2の都市、大阪は、6月18日に大きな地震に見舞われたことをほとんど感じさせない、独特の活気にあふれていた。
滞在先ホテルを探して右往左往しているわたしに、さっそく複数のおっちゃんが本場の大阪弁で道を教えてくれ、感動に打ち震えている。
そして道行く人誰もが、板についた本物の大阪弁で話しているのを聞いて、萌えエンジンがかかりっぱなしだ。
大阪、めちゃいいわぁ...(誤った大阪弁の運用)
あがり症で対人恐怖気味のわたしは、昨年末にお話をいただいた際に速攻で「いや、無理だ」と直感し、お断りするつもりだったのだが、なぜかメールへの返信には「ぜひお話しさせていただきたい」と書いていた。
それ以来、明日のことを想像するだけで冷や汗が浮かび、身に余りすぎる機会にただただ恐ろしく、これまで告知も何もできずにいた。
このように感じてしまうのは、過去さまざまな翻訳業界のセミナーやイベントに出席してきたが、そのたびに新たな学びと知識を得ると同時に、周囲の翻訳者の方々と比較した自分のスキルの低さを痛感させられ、わたしなどは翻訳業界の末席にも名を連ねてはならないのではないか、という自信喪失を繰り返していたためでもある。
本当にそう考えるのなら、つべこべ言わず努力と精進あるのみなのだが、根が不真面目で怠け者のため、日々の業務をこなすのが精一杯という状況だ。
だから今回の機会も、本当に受けてよかったのだろうかという葛藤がずっとあった。
しかし、わたしの名前を登壇者リストに見つけてくださり、貴重な機会なのにセッションを聴きに来てくださるとおっしゃる方があり、気を取り直し、思い切り楽しむことにした。
確かに翻訳者としての技術や知識は乏しいが、プネーとその日本語教育や翻訳事情については、少なくとも会場にいらっしゃる誰よりも詳しいものと自負している。
この機会に、翻訳や通訳というレンズを通して観察したプネーのこと、インドのことを、少しでも皆様に共有したい※。
具体的な内容としては、プネーの基本情報から語学教育・日本語教育状況、翻訳会社の紹介も兼ねた翻訳業界の現状と将来、そして伝統的な映画学校があるプネーならではの話題として、まさかの「バーフバリ」までも盛り込んだ映画やゲーム、アニメ、漫画など、今後需要がどんどん増える見込みのエンターテインメント関係のローカライズの可能性についても、お話しさせていただく。
ただし、事前に参加申し込みをされた方限定のイベントなので、スライド内容等はイベント後に参加者限定での配布になるかもしれない。
もしも今後、スライド内容が一般公開されるようなことがあったら、またASKSiddhiで紹介させていただきたい。
聴いてくださる方にも、楽しんでいただけたらとてもうれしい。
明日イベントを終えてから、「やったぜ!」と乾杯できるようでありますように。
今、ドキドキはマックスである。
※といいつつ、会場で配布する1ページのハンドアウトを、うっかり文法チェックをかけずに印刷してしまった...
About the author
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Yoko Deshmukh
(日本語 | English)
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。
ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.
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