インド鉄道に女性専用車両、中央部に連結した列車編成へ

 

Posted on 06 May 2018 21:00 in トラベル・インド by Yoko Deshmukh

これからは利用者マナーの改善も含めた列車内の清掃や衛生の向上も測っていくべきです。他者を思いやる気持ちを育てることも、結果として女性やマイノリティが暮らしやすい社会を作るために不可欠なのだから。



女性の安全を巡り、インドでは相変わらず説明のつかない悲しく、辛く、凄惨な事件が続いており、胸が苦しい。
しかし、そうした事態をインド人たちが看過しているのではないことはお伝えしたい。

インド鉄道は2018年を「女性の安全保障年」と定め、女性に安心して旅行してもらえるような措置を講じようとしているようだ。
本日付けのNDTV電子版では、デリー・メトロやムンバイー・ローカルなどでは導入されている女性専用車両を、インド鉄道にも導入する動きになっている。

Indian Railways To Place Ladies Coaches In The Middle, Might Paint Them In Pink

さらにこの女性専用車両は不便な最後部に連結するのではなく、鉄道警備隊(Railways Protection Force:RPF)や職員、検札官が常駐し、また見回りをしやすい中央部に連結する。

記事によればこの他にも、女性駅長が管理する駅を現在のわずか3駅から今後3年間で100駅まで増やすこと、駅構内に女性用の更衣室を設置すること、列車内にも女性専用トイレを設けることなど、女性旅行者の利便性を配慮した様々な施策が予定されている。

こうした措置に加えて、インド国民すべてに対して、あらゆる性別に関する知識の普及と浸透、それぞれの個人の意識改革が絶対に必要だ。

なお、一時帰国先の福岡に滞在しているが、昨日たまたま実家のテレビで、セクハラに関する問題への対処について、様々な業界や分野の識者を招いて意見を述べてもらうNHKの番組が放映されていたので視聴していた。
セクハラの対象として取り上げられているのが女性のみであること、そして女性への処遇にルールの規定を求める男性が多いことに違和感を感じた。

相手の性別がどうであれ、人と人とが互いを尊重することさえ心がけていれば、ほとんどのトラブルは避けられるのではないだろうか。





      



About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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