世界最古のベジタリアン・レストランとしてギネスに登録されたのは

 

Posted on 17 Jul 2017 23:00 in トラベル・インド by Yoko Deshmukh

てっきりインドにあるものと思っていました。



※シンガポールはオーチャード・ロードの不思議物件Far East Plaza。
最上階には、庶民的な食堂が。
 

世界で最も歴史あるとしてギネスブックに登録されたベジタリアン・レストランは、意外な場所で誕生していたことを、NDTVの報道で知った。

The World's 'Oldest' Vegetarian Restaurant And Its Indian Links - NDTV

「世界最古のベジタリアン・レストラン」としてギネスブックにも登録されているのは、1898年にスイスのチューリッヒで開店した「ヒルトル(Hiltl)」。
現在もベジタリアン(菜食主義者)料理を提供するレストランはなかなか見つからないとされるヨーロッパで、菜食主義者への理解が浅かったころだ。

探せばインドにはもっと古い菜食主義者向けレストランがありそうだが、それでもヒルトルが世界最古と認定されたのは、現在も創業時と同じヒルトル一家が経営していることが理由となっている。
チューリッヒの中心部Sihlstrasseに建つ5階建ての建物で、現在は4代目にあたる、創業者アンブロシウス・ヒルトル(Ambrosius Hiltl)と、その妻で料理長だったマーサ・ヌーペル(Martha Gneupel)の孫にあたるロルフ・ヒルトル(Rolf Hiltl)氏が経営している。
119年に渡る歴史の中で、メニューには世界中の料理が徐々に加わり、現在500種類もの料理を提供している。

インドとの繋がりは、ロルフ・ヒルトル氏の母にあたるマルグリット・ヒルトル(Margrith Hiltl)氏が1951年、世界ベジタリアン会議に出席するためにデリーを訪れた時に始まった。
マルグリット氏は、後にインド首相となるモラルジー・デーサイ(Morarji Desai https://en.wikipedia.org/wiki/Morarji_Desai)氏と知り合うなど、多くのインド人と交流、影響を受けて以来、インド料理の提供も始め、メニューの幅も広がっていった。
1953年にはデーサイ氏もチューリッヒを訪れ、ヒルトルで食事をしたという。
インドから持ち込んだ漬物(アチャール)のレシピは極秘とされ、マルグリット氏は誰もが寝静まった深夜に仕込みをしていたという。
 
レストランでは料金150ユーロで、1日菜食料理教室も開催している。

2018年、ロルフ氏はインド訪問を計画している。






About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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