プネー警察、モールス符合による通信を継続

 

Posted on 27 Jul 2021 21:00 in インドあれこれ by Yoko Deshmukh

あらためて画期的な通信方法だな。日本のアマゾンにも関連商品がずらりありました。右下の商品が個人的にツボです。



大量のデータを瞬時に送受信できるインターネットや衛星通信などが一般的になった現代において、プネー警察ではまだモールス符合を使ったモールス信号による交信を続けている、という珍しい話題を、「Indian Express」に見つけた。

Old is gold: In times of satellite & internet, Pune cops keep Morse Code in use as a robust stand-by communication mode

モールス信号とは電信信号の一種で、(「ジャパンナレッジ」の「旺文社 物理事典」【モールス信号】項によれば、「(引用開始)短点(dot:トン)と長点(dash:ツー)の組み合わせで,文字,数字,記号を表現(中略)発明家Morse SFB(アメリカ)が考案した.1と0で表現するコンピューターのディジタル信号同様,2進数で表されるため,無線の手段に限らず,音響や発光信号によっても通信が可能である(引用終わり)」とある。

つまり、甚大な災害時や大規模な通信障害などの時、特に脆弱になりがちなインターネットが繋がらなくなっても、最後の砦としての堅牢な通信手段となり得るモールス信号を常に使えるよう、プネー警察では毎週日曜日に、研修も兼ねてマハーラーシュトラ州警察署長の事務所にモールス符号を送り続けているのだ。

実際にはプネー警察の無線および通信部門では、主に内務省管轄の「Directorate of Coordination for Police Wireless、DCPW」が運営する、衛星を用いてインド全土を結ぶ警察専用通信ネットワーク「PolNet」、通信サービスプロバイダーに依存しない警察専用の音声通話ネットワーク「Police Exchange」、そして部署や警察官同士、また警察署同士でのやり取りに用いられる警察専用の無線ネットワークの3種類を主に活用して通信している。
もちろん、事件や事故の通報に市民が用いる「100」番が繋がる警察管制室の通信システムも、この部門で管理している。

こうした3通りの通信衛星ベースのネットワークや超短波(VHF)の他、モールス符合による信号伝送モジュールが、堅牢な高周波バンクで常にすぐ使える状態で待機している。
そして毎週日曜日になると、職員がHF送信機に繋がった昔ながらのモールス信号発生器を使用し、1通のテストメッセージとしてコイナ(Koyna)ダムの水位データを州警察本庁に送っている(もちろん現代マハーラーシュトラ州において、河川流域からの水位データは、コンピューター化された中央ネットワーク経由で自動的に送信されている)。

このテストメッセージの送信は「日曜日の作業」と呼ばれ、プネー管内の警察官であれば誰もが参加でき、モールス信号の仕組みを学び、実践できるようになっている。

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なお、現状に何ら役立つ情報をご提供できていない「ASKSiddhi(アスクスィッディ)」なので、せめて「在ムンバイ日本国総領事館」より日々発信されている州内の状況や州政府による措置に関する最新情報を、今後はこちらにも転載させていただきたい。

=== 以下、同掲題メールの転載 ===
※7月17日付けのメール、件名「海外在留邦人向けワクチン接種事業:接種までの流れ」


●日本に一時帰国してワクチン接種を行うことを希望する方々を対象としてワクチン接種の予約受付を7月19日から開始します。
●インドを含む指定宿泊施設での10日間の待機が必要とされる国・地域からの入国者に対しては、医師等が週に2日(月曜日及び金曜日)宿泊施設を巡回し、接種希望者に対して接種を行うこととなります。

1 7月19日正午(日本時間)から、在留先でのワクチン接種に懸念等を有する海外在留邦人等を対象とした新型コロナ・ワクチン接種事業のインターネット予約受付を開始します。本事業での接種を希望される方は、特設サイトを通じて事前の予約をお願いします。
なお、特設サイトへのリンクは、予約受付の開始と同時に外務省海外安全HP(https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/vaccine.html)に掲載いたしますので、そちらを御確認ください。

2 インドを含む指定宿泊施設での10日間の待機が必要とされる国・地域からの入国者に対しては、医師等が週に2日(月曜日及び金曜日)宿泊施設を巡回し、接種希望者に対して接種を行うこととなりますので、「巡回接種予約枠」で予約を行ってください。(巡回接種枠を予約できなかった方及び待機期間後に接種を希望される方は空港の接種会場で接種いただきます)。
(ご参考:接種までの流れ)
https://www.mumbai.in.emb-japan.go.jp/files/100213787.pdf

【問い合わせ先】
在ムンバイ日本国総領事館・領事班
電話(91-22)2351-7101
メール ryoji@by.mofa.go.jp

=== 転載終わり ==


☆本日の1曲☆

 






About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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