シーク教徒の男性、怪我をした男児の救出にターバンを脱ぐ

 

Posted on 20 May 2015 12:20 in 海外のインド人 by Yoko Deshmukh

とかく「我先に」精神の人ばかりが目立つインド人ですが、このようにすばらしい方が海外にもちゃんと、いらっしゃいます。



ニュージーランドで、22歳のシーク教徒の男性が、怪我をして出血している子供を救うため、宗教的シンボルであるターバンをためらいなく脱いで止血に用いたとして、その臨機応変な対応に称賛の声が集まっている。
現地メディア「ニュージーランド・ヘラルド」ほかが報じた。
 
男性はオークランドに住むハーマン・シン(Harman Singh)さん。
数日前に自宅近くで、通学中だった5歳の男児が、車にはねられた。
悲鳴を聞いたシンさんは、現場に駆けつけ、頭から血を流している男児を見た途端、自分の頭に巻いていたターバンを迷いなく外し、止血に用いたという。
 
シーク教徒が人前でターバンを脱ぐことはほとんどないが、教義では緊急事態に関しては、外すことを禁じていない。
 
負傷した男児の怪我は幸い命に別条はなく、現在の容体は安定している。
 
現場に居合わせて人々は、シンさんの的確な行動の一部始終を携帯電話などのカメラで撮影し、ソーシャルネットワーキングサイトなどにアップロードしたため、事件は瞬時に明るみとなった。






About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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