移動式検査バンが検査件数向上に貢献するか:ムンバイー

 

Posted on 04 Apr 2020 21:00 in インドあれこれ by Yoko Deshmukh

「一般家庭を訪問した無作為の検査実施」が発表されてから1週間が経ちました。先日は家族構成を聞き取る調査員の訪問がありました。



毎週土曜日の午前11時から、プネー在住オランダ人データサイエンティストの友人Tさんが主催する、データサイエンス講座をスカイプ(Skype)で受講している。
受講料は無料なので、わたしのような数学の知識すらあいまいな素人が参加を許された暁には、何があってもあらゆる予定を繰り延べて出席することが義務だと心得ている。

5~6名の少人数制で、今回が1期生となる。
他の受講生仲間は、たまたまTさんの勤めているオランダに本社のあるデータサイエンス企業の同僚が何名か、そしてもともと仕事上で膨大なデータを取り扱う方々が占めている。

最近の世間の関心が新型コロナウイルスの動向ということで、教材もKaggleの各種ライブデータや、恐らく日本の皆様も参照されているであろう「Worldometer」の感染者数推移だったりする。

Coronavirus Update (Live) - Worldometer

本日はその「Worldometer」のデータで、日本とインドの感染者数を比較しながら、数字の違いの根拠は何かなど、みんなで意見を言い合った。
というのも「India」と「Japan」は4月4日時点で感染者数はそれぞれ3,082名、2,935名と近く、死者数も86名と69名と似ている。
しかしテスト件数は116,608名、39,446名と3倍ほどの開きがある。
それでも人口当たりの検査件数は84件、312件、回復者数は229名、514名と日本の方が多い。
これだけを見ても数字で単純比較することは無理があることが分かるが、しかしアメリカやイタリア、スペイン、中国などのデータも付き合わせることで、数字が語る各国のコロナ対策の相違も浮かび上がってきて興味深い。
何が正解かはまったく分からないが、やはりデータが語ることは多くある。

インドはどうしても、人口過密の都市部や医療サービスが不足する農村部など、非常にチャレンジングな事情を抱えていることから、アグレッシブかつ安全な検査が急務だ。
そのアイデアのひとつを、「The Hindu」が伝えていた。

Amid fear, shortage of staff and kits, pvt. labs think out of the box

外出禁止令発令中の現在、一部の都市では民間の検査機関から職員が派遣され、各戸を訪問しての検査が実施されているが、防護服に身を包んだ人々がぞろぞろと来宅する姿をご近所の手前、嫌がる住民たちもおり、また検査キットや職員の不足も問題となっている。

そこでムンバイーの民間研究機関「Thyrocare」が、「ラボ・オン・ホイール」、つまりバンの車内を改装した簡易検査車両を開発、試験的に運用を始めている。

仕組みは、「バンの車内に検査技師が座り、そこから完全防護した手だけをだして車外に立っている検査対象者の拭き取り検体を回収できる」ようになっている。
ムンバイ市自治体(Brihanmumbai Municipal Corporation、BMC)からの許可も下り、これから実地展開を始める。
アメリカやドバイなどで展開されているドライブスルー式検査や、韓国で成功している電話ボックス式を導入する計画をしている民間機関もある。
こうした検査方法のメリットは、在宅しながら他人の目を気にせずに検査を受けられることから住民の協力を得やすく、検査件数の向上に有益と考えられる点と、防護服などの個人保護具を節約できる点にもあるという。

なお、現状に何ら役立つ情報をご提供できていない「ASKSiddhi(アスクスィッディ)」なので、せめて「在ムンバイ日本国総領事館」より日々発信されている州内の状況や州政府による措置に関する最新情報を、今後はこちらにも転載させていただきたい。

=== 以下、同掲題メールの転載 ===

※4月3日付けのメール、件名「インドにおける新型コロナウイルスに関する注意喚起(デリー発羽田行き臨時便の今後の運航予定ほか)」

●インド政府によると、4月3日現在のインド国内感染者の合計は2301例(死亡56例)となっています。
●4月3日、全日空は、デリー・羽田線、ムンバイ・成田線、チェンナイ・成田線の4月24日までの運休を発表しました。なお、既に予定されている4月3日(本日)、5日、8日のデリー発羽田行きの臨時便には影響はないとのことです。
●また、日本航空は、4月3日(本日)及び4日のデリー・羽田線の臨時便の運航を予定していますが、5日以降の運航は今のところ予定されていません。
●御帰国を希望される方は、臨時便の運航予定に御留意願います。
●水際対策に係る査証制限等について改めて以下のとおりお知らせします。
(1)インドを含むすべての国・地域に所在する日本国大使館及び総領事館で4月2日までに発給された一次・数次査証の効力を停止。
(2)査証免除措置の適用を停止。
なお、日本国籍を有する方が日本に帰国する際に、外国籍を有する配偶者や子供を同行させるなど、人道的観点から緊急の訪日の必要性が認められる場合には、居住地を管轄する日本大使館または総領事館に新たな査証を申請することができます。また、4月2日までに再入国許可(みなし再入国許可を含む)をもって日本を出国し、日本入国前14日間入国拒否地域に行っていない方は、再入国することは原則可能です。入国拒否地域に行っていても、「永住者」、「日本人の配偶者等」、「永住者の配偶者等」又は「定住者」の在留資格を有する方は再入国することは原則可能です。
●今般の新型コロナウイルスの感染拡大に伴うインド政府のロックダウン措置により,邦人の皆様の中で困っていることや悩んでおられることがあれば,末尾記載の問い合わせ先に御連絡ください。

在留邦人及び短期渡航者の皆様へ

本3日,在インド大使館が管轄内の在留邦人あてに以下の領事メールを発出したので,お知らせします。

1 インド政府によると、4月3日現在のインド国内感染者の合計は2301例(死亡56例)となっています。州ごとの内訳等は以下をご覧ください。
https://www.mohfw.gov.in/node/4904/

2 全日空は、4月3日、デリー・羽田線、ムンバイ・成田線、チェンナイ・成田線の4月24日までの運休を発表しました。なお、4月5日、8日のデリー発羽田行きの臨時便には影響はありません。詳しくは、全日空にお問い合わせください。
 また、日本航空は、4月3日(本日)及び4日のデリー・羽田線の臨時便の運航を予定していますが、5日以降の運航は今のところ予定されていません。
 御帰国を希望される方は、臨時便の運航予定に御留意願います。

3 「4月1日付領事メール『日本政府による水際対策強化に係る新たな措置の発表』」でもお伝えしたとおり、4月1日、日本において「水際対策強化に係る新たな措置」が決定されました。インドから出国する邦人の皆様に関連する本件措置の主な点は以下のとおりです。

●全ての国及び地域からの入国者に対する検疫強化(日本国籍者も対象)
(4月3日午前0時から4月末日までの間実施。当該期間は更新することができるとされています)
(1)空港の検疫所において、質問票の記入、体温の測定、症状の確認などが求められます。
(2)入国の翌日から起算して14日間は、検疫所長の指定する場所(ご自宅やご自身で確保された宿泊施設等(※))で不要不急の外出を避け、待機することが要請されます。
※自宅等への移動は公共交通機関(鉄道、バス、タクシー、航空機(国内線)等)を使用せずに移動できることが条件となりますので、事前にご家族やお勤めの会社等による送迎、ご自身でレンタカーを手配するなどの移動手段の確保を行ってください。家族による送迎の場合、出迎えに来た方は、帰国者と同乗したという理由では自宅待機の必要はありませんが、帰国者が帰国後に陽性が確認された場合には、濃厚接触者になるため、その時点から待機等が必要になります。

●インドを含む全ての国・地域に対する査証制限等(日本国籍者は対象外)
(1)インドを含むすべての国・地域に所在する日本国大使館及び総領事館で4月2日までに発給された一次・数次査証の効力を停止。
(2)査証免除措置の適用を停止。
なお、日本国籍を有する方が日本に帰国する際に、外国籍を有する配偶者や子供を同行させるなど、人道的観点から緊急の訪日の必要性が認められる場合には、居住地を管轄する日本大使館または総領事館に新たな査証を申請することができます。また、4月2日までに再入国許可(みなし再入国許可を含む)をもって日本を出国し、日本入国前14日間入国拒否地域に行っていない方は、再入国することは原則可能です。入国拒否地域に行っていても、「永住者」、「日本人の配偶者等」、「永住者の配偶者等」又は「定住者」の在留資格を有する方は再入国することは原則可能です。
※外務省感染症危険情報レベル2が発出されている全ての国・地域が、査証制限等の対象となります。なお、外務省感染症危険情報レベル2発出国については、外務省海外安全ホームページ( https://www.anzen.mofa.go.jp/) において御確認ください。
※ 本件査証制限措置も、4月3日午前0時から4月末日までの間、実施されます。

●過去14日以内に以下の75か国・地域における滞在歴がある外国人は入国拒否となります。
(アジア)インドネシア、韓国全土、シンガポール、タイ、台湾、中国全土(香港及びマカオを含む)、フィリピン、ブルネイ、ベトナム、マレーシア
(大洋州)オーストラリア、ニュージーランド
(北米)カナダ、米国
(中南米)エクアドル、ドミニカ国、チリ、パナマ、ブラジル、ボリビア
(欧州)アイスランド、アイルランド、アルバニア、アルメニア、アンドラ、イタリア、英国、エストニア、オーストリア、オランダ、北マケドニア、キプロス、ギリシャ、クロアチア、コソボ、サンマリノ、スイス、スウェーデン、スペイン、スロバキア、スロベニア、セルビア、チェコ、デンマーク、ドイツ、ノルウェー、バチカン、ハンガリー、フィンランド、フランス、ブルガリア、ベルギー、ポーランド、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ポルトガル、マルタ、モナコ、モルドバ、モンテネグロ、ラトビア、リトアニア、リヒテンシュタイン、ルクセンブルク、ルーマニア
(中東)イスラエル、イラン、エジプト、トルコ、バーレーン
(アフリカ)コートジボワール、コンゴ民主共和国、モーリシャス、モロッコ

●今回の水際対策強化に係る検疫強化措置や査証制限措置の詳細については、以下の厚生労働省、法務省のホームページ等をご確認ください。
○厚生労働省ホームページ水際対策の抜本的強化に関するQ&A (随時更新される予定です)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/covid19_qa_kanrenkigyou_00001.html

(問い合わせ窓口)
○厚生労働省新型コロナウイルス感染症相談窓口(検疫の強化)
日本国内から:0120-565-653
海外から:+81-3-3595-2176(日本語、英語、中国語、韓国語に対応)
○新型コロナウイルス感染症の拡大防止に係る上陸拒否について(法務省ホームページ)http://www.moj.go.jp/content/001316538.pdf

4 4月4日以降に予定されている日本航空及び全日空の臨時便をご利用の方は、搭乗日前日までに以下の必要情報をメールでご利用各社にご連絡ください。州境通過等に必要な情報ですので、可能な限り速やかにご連絡ください。なお、以下(i)~(viii)の登録情報はすべて英語で記入してください。
また、遠方(デリー、ノイダ、グルガオン、マネサール以外)からデリー国際空港に向かわれ、前日までに移動を開始される方は、(viii)に出発日、出発地及び主要な経由地を記載ください。さらに、複数の州境を超えてデリーに向かう必要がある方は、個別に大使館までご連絡ください(遠隔地の場合は、同じ日に移動可能な方については、なるべく同じ車両での御移動をお勧めいたします。)。
<必要事項>
(i)搭乗日
(ii) 搭乗される方のお名前(パスポート記載のアルファベット)
(iii)搭乗される方のパスポート番号
(iv)空港まで利用される車両のナンバー
(v)車種
(vi)運転手名
(vii)運転手の携帯番号
(viii)出発地(例:Gurugram、 Haryana(通り名、番地、マンション名の記載は不要))(※遠方からの移動のため前日までに移動を開始される方は、出発日、出発地及び主要な経由地)
<連絡先>
(日本航空)thank_you_for_flying_rr@jal.com(※登録専用)
(全日空)delrsvn@ana.co.jp

(日本航空お問い合わせ先)
デリー発羽田行き臨時便(19:30デリー発,06:55羽田着)
電話:
(日本語)1800-103-6455、+81-6-7633-4129(国際電話有料)営業時間5:30~15:30〔年中無休〕
(英語)1800-102-4135 営業時間5:30~15:30〔年中無休〕
*デリー準州政府からの指示により上記の通りオフィスアワーが変更されているとのことです。

(全日空お問い合せ先)
全日空では、デリー発羽田行きの臨時便(18:10デリー発・05:35羽田着)の予約について、ロックダウン中につき、下記のEメールアドレスで受け付けているとのことです。
ANA デリー支店予約チーム:delrsvn@ana.co.jp
※営業時間は9:00-18:00
※ANAのコールセンターでは臨時便の新規予約を現在受け付けていないとのことです。
※予約以外についてのお問い合わせ先
電話:(インド国内)000800-100-9274 ※24時間対応 ※通話無料
   (インド国外)+81-3-4332-6868 ※24時間対応 ※有料
ウェブ:お問い合わせ窓口[インドにお住まいの方]URL
https://www.ana.co.jp/ja/in/site-help/contact/

 なお、本臨時運航便は、新型コロナウイルス感染症に関する状況を踏まえ、ご帰国を希望される在留日本人のために、インド政府当局の特別な許可に基づき運航されるものであり、通常の商用運航とは性格が異なるものです。この点につき、ご理解頂けますようお願い致します。
 また、運航当日になってからの直前のキャンセルが発生しております。臨時運航便という性格に鑑み、一人でも多くの方に利用頂けるよう、御理解・御協力をお願い致します。

5 インド政府は、2月1日から4月30日の間に失効するインド滞在中の外国人の査証の4月30日までの延長手続きを無料化する旨発表しました(注:従来は4月15日までが対象期間とされていたもの)。延長を希望する場合は、管轄する外国人登録事務所(FRRO/FRO)にオンラインで申請する必要があるとのことです。日本への帰国を予定されている方のうち、ビザが失効している、または出国までにビザが失効する方は、必ず出国までに延長手続きを完了し、滞在許可を取得してから帰国してください。FRRO/FROの申請先URLは下記になります。
https://indianfrro.gov.in/eservices/home.jsp

6 在留邦人、インドご滞在中の皆様におかれては、以下の点にご注意の上、最新情報の入手に努め、困ったことがあれば本メール末尾の大使館問い合わせ先にご連絡ください。
(1)中央政府及び地方政府が感染予防のための措置を強化する方向にあり、制度が突然変更される可能性もありますので、十分注意して行動してください。
(2)観光等で一時的に滞在中の方や、日本に早期帰国の必要がある方等は、早めの出国をご検討ください。
(3)在インド日本国大使館では在留邦人の皆様からの保健相談を受け付けるための窓口を設置しています。
jpemb-hokensoudan@nd.mofa.go.jp
ご利用に際しての詳細は、以前の領事メールをご覧ください。
(4)インド政府は、3月25日から21日間、全国におけるロックダウン措置を実施しています。警察による取締りが強化されていますので、十分ご注意ください。なお、この措置を受け、領事業務を含め大使館の業務が今後限定的になる可能性があります。
(5)ご自身や周囲の人の感染予防のため以下の点にご注意下さい。
・アルコール系手指消毒薬または石鹸と流水による手洗いを頻繁に行う。目、鼻、口などに触れる前に手洗いをする。
・マスク等の確保に努め、咳やくしゃみがあるときはマスクを着用して鼻と口を覆う。マスクがない場合は、咳やくしゃみのときに口と鼻をティッシュなどで覆い、手洗いを行う。

(各種情報が入手できるサイト)
インド政府広報局ホームページ
https://pib.gov.in/indexd.aspx
インド保健・家庭福祉省公式ツイッター
https://twitter.com/MoHFW_INDIA
インド入国管理局ホームページ
https://boi.gov.in/
在日インド大使館ホームページ
https://www.indembassy-tokyo.gov.in/jp/index_jp.html
外務省海外安全ホームページ
https://www.anzen.mofa.go.jp/
厚生労働省ホームページ:新型コロナウイルス感染症について
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
首相官邸ホームページ:新型コロナウイルス感染症に備えて
http://www.kantei.go.jp/jp/headline/kansensho/coronavirus.html

このメールは,在留届にて届けられたメールアドレス及び旅レジに登録されたメールアドレスに自動的に配信されております。

【問い合わせ先】
在ムンバイ日本国総領事館・領事班
電話(91-22)2351-7101
メール ryoji@by.mofa.go.jp

=== 転載終わり ===

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About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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